11月3日(文化の日)、国分寺駅8階のエルホールというところで、『佐藤泰志ゆかりの国分寺で海炭市叙景に出会う』というタイトルのイベントが午後2時から開催されます。
佐藤泰志はご存じの方も多いと思いますが、すぐれた小説家で、痛みと歓び、無残さと救いが同居したようなすばらしい光と影に満ちた青春の小説を多く書きました。
かれの残した「海炭市叙景」という作品が、彼の故郷北海道函館の市民発のエネルギーの結集の賜物として映画化されたことはメディアなどの報道などにより耳目に新しいところです。佐藤が生前住んでいて、その作品の舞台にもしている国分寺で、この映画の応援を兼ねて、監督や出演者などのトークや朗読などを行います。詳しいプログラムは以下の通りです。あがた森魚さんはこの映画に出演しています。
プログラム
第1部/2時~2時45分
◆予告編の上映
◆俳優・キタイマコトさんによる
「まだ若い廃墟」の朗読
◆あがた森魚さんミニコンサート(赤色エレジー他)
☆休 憩/15分
第2部/3時~4時半
◆トークショー
出演/熊切和嘉監督
越川道夫プロデューサー
あがた森魚さん
岡崎武志さん(書評家)
◆観客からの質疑応答
(会費は千円ということです)
詳しいことは、この企画の中心である井田ゆき子さん(泰志の高校の後輩)に。
TEL;090-7724-6311
FAX;042-361-8728
ぼくは佐藤とは面識がありませんが、佐藤の友人たちの一人木村和史の知り合いです。また佐藤が現在のようにまとめられてはいない「海炭市叙景」の1、2、3すなわち「まだ若い廃墟」「青い空の下の海」「冬を裸足で」を1988年最初に発表した雑誌『防虫ダンス』(加藤健次編集)に書いたこともあります。佐藤の海炭市叙景と一緒の号だったかは定かではありませんが。かれの長編「きみの鳥は歌える」などをリアルタイムで読んだことを思い出します。
本来なら木村がこの会の司会をするはずでしたが、よんどころない事情でできないということで、ぼくが代わりにやることになりました。皆様のご来場をお待ちします。
4 件のコメント:
お久しぶりです。私もなにやかやで疲労困憊(セグンド)状態ですが、11月3日行ってみようかと思います。天気も良いみたいですね。
どなたでしょうかね、小金井あたりの里人ですか?
お待ちしています。
前便は匿名になってしまってすみません。
素晴らしい催しでしたね。夜も含めて。
よい「文化の日」となりました。
「海炭市叙景」毎晩少しずつ読んでます。
読み終わるのが惜しいような作品ですね。
12月18日からの映画も楽しみです。
世界が広がった気がします。
ご紹介ありがとうございました!
KOmachitoさんに来ていただいて、ぼくもとても嬉しかった。ありがとうございました。
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