2011年7月12日火曜日

毛羽鱗介の屠

 中尊寺供養願文のことを知った。藤原清衡の誓い。彼が作った鐘楼とその大鐘に託した願文。そのなかの次の一節「官軍夷虜の死事、古来幾多なり。毛羽鱗介の屠を受くるもの、過現無量なり。精魂は皆他方の界に去り、朽骨は猶此土の塵と為る。鐘声の地を動かす毎に、冤霊をして浄刹に導かしめん」。

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