池袋駅から大学までの道でびしょ濡れになってしまった。授業のためのコピー(学生たちの、その時の優秀作品)。控え室の機械でひたすら各種とりまぜ合計600枚ほど、毎週やっていることだが。とにかく早く行って、誰よりも早くコピー機の前にいることを心がけている。湿っているときは、こういう機械はあまりうまく稼動しないものだが、なんとかやりとげた。ほぼ80名近い受講者のうち、今日は70名近く出席か。こんな雨の日は、私の時代には、たぶん授業はなかっただろう。それよりも、私自身が出席しなかったことだけは確かだ。
十名の作品を選び、作者のコメント、それについての数名の出席者の感想、批評。今日で五回目、そのうち作品の提出は3回、三本ということになる。なるべく同一の人の作品は選ばないようにしようと思ったが、それをやめて、私がいいと思った作品を選ぶことにした。当然だぶる人が出てくる。その人の名前も当然覚え、みんなも覚えることになる。わたしの授業のなかでの、スター詩人が出てもいいのだ。
来週は休みだから、課題をうんと自由にして、ロードムーヴィー?からビジュアルな?詩までということで、形式の冒険から、なにか新しい「ことば」を出現させるようなことをやってみてほしいと言った。アクロステイックでもアナグラムでも。再来週が楽しみである。
あくびがでるわ
いやけがさすわ
しにたいくらい
てんでたいくつ
まぬけなあなた
すべってころべ
(谷川俊太郎)
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