2009年8月21日金曜日

pain killer #2


すばらしい暑さだったが、頭がくらくらするので、レストランに入る。名前は忘れた。広場があって、そこでスティールパンを叩いてカリビアンミュージックを演奏している。盆踊りみたいだと言ったら、娘が激しく軽蔑したような表情をしたようだった。その盆踊り(リズムが全く違うでしょう!娘曰く)を聞きながら、ラム酒のカクテルを頼んだ。これが最高に素敵だった。

ほとんどの場合、ぼくはお店を選ぶ事や、そこに入ってからの飲み物、料理などを頼んだときに、すべてダメで、そういう選択にかけては最低の男であると人からも(特にFさんには)よく言われ、また自負していることでもあるが、なんとこの飲み物pain killer #2にかけて一切の過去の評判を覆すに足る自信を得るに至った事をここに披露したく思う。それほどすばらしい飲み物であった。そのレシピを以下に記す。

パイナップルジュース、クリームココナッツ、オレンジジュース、それにメインのパサーラム(pusser rum)、それにナツメグパウダー。濃厚で強くて(#2を頼んだわけではないのに、これが来た、3、4、5、とあり、パサーラムの度合いが強くなるものらしい)、これが日本のコップの五倍くらいの入れ物に入って出てくる。氷の量も程よい。一口飲んで、娘と顔を見合わせて、いいね、と同時に呟く。半分ほどでなにか気分が死んでもいいというような感じになるのだが、ウエイトレスのおばさんが何を間違ったのか、ぼくたちの座っているところに来て、ほかに注文は?といいながら、ぼくのグラスにさわり、落として割ってしまったのである。謝りながら、彼女はもう一杯フルに入ったカクテルを持ってきてくれた。もっと飲んでおけばよかった、と言って、また娘の顰蹙を買う。この酒には参りました。そとに出て免税(バハマはここはタックスフリーの地)店で、pusser rumを探したがなかった。そのかわり、これは島の酒といって何の憚りもないラム酒、RICARDO'S cocont rumの一番小さな容器に入ったものを3ドルちょっとで買った。船に持っていって飲もうと思ったのである。これも抜群においしかった。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

写真をみただけで、フロリダ!という感じです。光の素晴らしさ。こういうところに住みたい。東京は今日は32度。暑し。でも、気持ちがいい。選挙戦たけなわです。八王子で立候補の看板をみましたが、貧しい。無事でご帰国ください。

倉田良成 さんのコメント...

黒糖焼酎好きの大兄には、まさに天国のようなクニですね。また、私は「盆踊り」というのは必ずしも見当違いではないと思います。「盆踊り」もバハマのリズムも、ともに死者に近しいという意味に於いて。そろそろ秋風の立つニッポンでお待ちしています。

蕃兄
解拝

ban さんのコメント...

匿名さん、

ありがとう。
選挙のことはすっかり忘れていました。お名前をぜひ。


倉田さん、

ありがとう。ニッポンで一献傾ける日を楽しみに帰ります。