http://blog.digital-dime.com/sakeo/2009/08/post-25.htmlによると「キンミヤ焼酎は、清涼飲料・ホッピー割りのスピリッツとして、東京下町酒場で不動の地位を築いた。」とある。
類がレバ刺しからはじめて、センマイ、ハラミ、そしてネギサラダなるこの店の美味定番を平らげながら、その一見いかついが、じつは心底人なつこい笑顔を自然にこぼすのを見ると、たまらなく飲みたくなるのだった。
吉田類は『舟』という俳句会の主宰でもある。必ず番組の最後に自作の句が掲出されるが、今回はこのグローバルで均質な都会風景に取り残された昭和の界隈をテーマにした次のような句であった。
未来図に晩夏の運河歪みたる 吉田類
酒飲みだけではない男である。
実を言うと、この夏8月28日、高尾山のビアマウント(9月一杯まで営業している高尾山の2時間飲み放題・食べ放題のビアガーデン)で吉田類に出遭ったのである。帰りのケーブルの中で、テレビで見たことのある顔を発見したミーハーの小生が声をかけたのであるが、快く私に応えて言うには、類はその名前とは異なり、たった一人でビアマウントを堪能したということであった。たぶん「有名人」なら、だれかお付きのものが必ずいて、作家なら編集者とか、そういうのが一緒で、一人で山の上などで飲むはずはないのだが、類はそういう有名人ではないということだろう。私には、彼はこれ以上有名になっても取り巻きなどを引き連れて飲むような人間ではないという確信がある(どうでもいいことだけど)。
これから高尾駅の北口の寿司屋に行くということだったので、私も、そして友人たちも一緒にそのお店に行き、吉田類の話と、高尾の、この寿司屋のおいしい料理と酒に夏の終わりの一日を楽しんだのであった。
2 件のコメント:
みなさんいい笑顔ですなー。酒飲みはこうありたいですね。中野の「四文屋(しもんや)」という赤提灯に「キンミヤ梅割」というメニューがあります。これはキンミヤの原液に梅酒をたらしただけのもの(つまり酒on酒)。おいしいのですが、破壊力抜群で、確か一人2杯までしか飲ませてくれないんです。お酒の強い先輩が無理を言って3杯飲んで撃沈したのを目撃したことがあります。笑
あーイイカンジの居酒屋行きたい。
今度、そこに連れていってくだされ。
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