2011年1月5日水曜日

謹賀新年

あわただしく年が明けて、もう五日。遅ればせながら謹賀新年の挨拶を。今年もよろしくおつきあい下さい。

旧臘からここまでのことを追い書きしておこう。

26日 七部集読書会メンバーに解酲子を加えて森下「鳥長」で忘年会。その後の二次会、「魚三」も開いていて、そこで飲んだ酒と湯豆腐がとても美味しかった。解酲子、左手で句を書く(右手の不自由のためなり)のを見て驚嘆する。
27日 東京駅八重洲地下街にて、佐藤幹夫、添田馨、木村和史と歓談し、飲む。
29日 「さねさし相模の会」の忘年会。初めて会った詩人もいた。

新年元旦 息子夫妻が来る。飲む。
2日 今年初めての「歩き」湯殿川一時間半。途中で写生をしている石原画伯に会い、少し話す。
3日 立川シネマシティにて、ジュゼッペ・トルナトーレの「シチリア!シチリア!」(原題BAARIA)を見る。イタリア、シチリア史の一環として家族三代の歴史がいとおしく描かれる。リアリズムを夢のなかに包み込んで、東洋風に言えば「一炊の夢」のように80年近い歴史を描くところがネオリアリズムとフェリー二風の奇想を受け継ぐイタリア映画の真骨頂と言うべきか。そのあと「魚力」で妻と飲む。

4日 夜、BSで井筒和幸監督がイタリア、ローマの有名な撮影所チネチッタを訪れて、報告するルポルタージュがあったのでそれを見た。前の日のトルナトーレも出てきてチネチッタへのオマージュを語っていた。よき番組なり。フェリー二の「道」へのオマージュにもなっていた。井筒はこの映画が一番好きだと語っていた。イタリア映画の歴史の厚みと深さを思う。

5日、今日。『ゴドーを待ちながら』1953年のこの日にパリ、バビロン座でロジェ・ブランの演出で初演された。
 
 ヴラジーミルは言う、
「そうだ、この広大なる混沌の中で明らかなことはただ一つ、すなわち、われわれはゴドーの来るのを待っているということだ。」

2 件のコメント:

hiroko さんのコメント...

あけましておめでとうございます
本年もよろしくおねがいします!
吉祥寺でも飲みましょう~

ban さんのコメント...

おめでとうございます。
連絡しようといつも思っているのですが…

お元気ですか。

今年は必ず吉祥寺で飲みましょう。

お母さんにはいつも気にかけていただいて申し訳なく思っています。