吉田秀和の『永遠の故郷 夜』に取り上げられている歌曲のどれでもいいから聴いてみたいと、読んだとき思った。忙しさにまぎれて、そのことを忘れていた。ところが、今日友人から、手造りのCD二枚が送られてきた。吉田秀和の写真の表紙をつけた本格的なもの。あっと、驚いた。きれいに印刷されたタイトルを見ると、吉田秀和著『永遠の故郷 夜』歌曲選集とあるではないか。添えられた手紙を読むと、秀和さんのこの著作鑑賞の一助として奥様の求めに応じて、所有のCDから作ったものということだ。小生の「退職祝い」にもと考えてコピーしたとある。持つべきは友である。そのなかでも、こんなにクラッシクに堪能な友人はほかにはいない。お互い『源氏物語』が好きで、公開講座などを一緒にやったりした。彼は今、そのメンバーたちの何人かと月に一回ほどの源氏講読のサークルをボランティアでやっている。去年、ドレスデンのオペラにもチケットがあるからと誘われたのに行けなかったこともあった。(Kさん、今年は暇をもてあましています、いつでもお誘いください。)今晩から、少しずつ、本を参照しながら、聴いていこう。Kさん、ありがとう。
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