Te Deum
Charles Reznikoff(1894 - 1976)
Not because of victories
I sing,
having none,
but for the common sunshine,
the breeze,
the largess of the spring.
Not for victory
but for the day's work done
as well as I was able;
not for a seat upon the dais
but at the common table.
賛美の歌
勝利ゆえに僕は
歌うのではない、
勝利などひとつもないから、
ありふれた日光のため、
そよ風のため、
春の気前よさのために歌う。
勝利のためにでなく
僕としては精一杯やった
一日の仕事のために。
玉座のためでなく
みんなのテーブルの席で。
Paul Auster 「空腹の技法」(柴田元幸/畔柳和代 訳 )より
Paul Austerの"The Art of Hunger"を眺めていたらCharles Reznikoff(チャールズ・レズニコフ)というユダヤ系(a jewish-American)の詩人についてのオマージュめいたエッセイ(タイトルは"The Decisive Moment")があった。
その終わりに、私にもよく理解できて、そうだよなという感慨が自然に吐露される詩があった、その詩。
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