イタリア首相のベルルスコーニが1994年に立ち上げた政党名は、フォルツァ・イタリア(Forza Italia)と言って、イタリア頑張れ、というような意味らしいが(ベルディの歌劇にも、「運命の力」Forza del Destinoというのがあった)、自民党脱党の、鉄幹の孫や、平沼、園田某などが立ち上げた新政党の名は「立ち上がれ日本」というもので、これは石原慎太郎という都知事の命名らしい。ここにあるのは、ベルルスコーニの二番煎じで、そうであるからには、かつての枢軸国(独は自立しているけど)への、あの過去への、無意識の愛の突然の奔流ということか。
「過去への愛は現在への恨みと幾重にも綯い交ぜになっている」というのは、アドルノの言葉だ。
4 件のコメント:
28日から南イタリア・シチリア島を訪れに行きます。ローマもミラノもヴェネツィアにも行かない「変わった旅」になりそうです。
ぼくも行きたいな。すばらしい連休ですね。シチリアが一番という人もいますよ。
田中泯の話ですが、「たそがれ清兵衛」はごらんぜられそうろうや。今思ってもぞくぞくします。まだなら是非どうぞ。宮澤りえさんも実に実に。
ありがとう。
是非、見ます。
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