2010年5月15日土曜日

基地反対

「基地反対」ゆるむはちまき締めなほし一万五千の一点に立つ
       伊仙            水島 徹

徳之島、伊仙町に住む老父が、南日本新聞の「南日歌壇」の永田和宏選の一番初め(なんというのか、一席とでもいうのか)に選ばれたと言って、ファックスで新聞(5月13日)を今晩送ってきてくれた。

その永田の評は「もちろん他人事ではなかろう。たとえ一万五千分の一であろうとも、「ゆるむはちまき」を締めなおし、反対を叫ぶ声は大きい」というのである。

私は次のような感想を書いて父に送った。
「とてもいい歌だと思います。引きしぼってゆく叙述と情念の一致が歌の形式を越えた真実を読む者に伝えます。」

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