詩人たちの島CHAPTER2
見えるもの、見えないものについての感想など。
2011年3月29日火曜日
なれとわれ
昨日は何十何回目の、はるけくも積み重ねたりしものよ、と言祝ぐしかない結婚記念日でした。これと言った感慨などあるわけはないのですが、よくも様々な天災・人災(これは私自身が引き起こしたものが過半)を越えて、気がつけば我ら二人と老猫のみの時間と空間をさびしく生きているのでした。お互いに顔を見つめて、などということはなく、ただこの長い年月をともに生きえた感謝の念を言わず語らず肝に銘じた一日でした。
… 夏草の道往く なれとわれ
歳月は過ぎてののちに
ただ老の思に似たり
伊東静雄「なれとわれ」より
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