昨日、四時頃から散歩にでかけた。月が出ていた。ジーパンのポケットに小さな紙切れがあった。なんだろうと思って、それを引きだして見た。どこかの大学の過去問だ、それも全部ではない、その一部を切り取ってポケットに入れてあったのだ。いつ、こういうことをしたのか、またなぜジーパン(職場では当然着はしない)のポケットなのか、すべては自分自身にも不明である。
二 次の文章を読んで、後の問いに答えよ。
生きている人間は、今にも倒れそうによろめいている。だが死者は、静かな足どりで歩いている、とジュール・シュペルヴィエルはいう。そして、以下のように続けている。
死者たちよ
君たちは血液から癒えた
ここで私の紙切れは途絶えている。「後の問い」がないのだ。
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