by Billy Collins
I ask them to take a poem
and hold it up to the light
like a color slide
or press an ear against its hive.
I say drop a mouse into a poem
and watch him probe his way out,
or walk inside the poem's room
and feel the walls for a light switch.
I want them to waterski
across the surface of a poem
waving at the author's name on the shore.
But all they want to do
is tie the poem to a chair with rope
and torture a confession out of it.
They begin beating it with a hose
to find out what it really means.
(footnote)
先日に続いて、Bill Collinsの詩を読んだ。
詩入門
一編の詩を手にとって
そして光に掲げてみなさい
スライド写真のように
あるいは詩の巣箱に耳を強く押しつけなさい。
一匹の小さなネズミを詩のなかに落としなさい
そしてネズミが逃げ道を探るのを見守りなさい、
あるいは詩の部屋を歩き
手探りで壁の電気スイッチを探すのを。
ぼくはきみたちに、詩の海面を水上スキーですべりなさい
と要求するね
海辺の詩人の名に手を振りながら。
しかし、きみたちの望むものはすべて
詩を椅子にロープで縛りつけ
そして拷問のはてに白状させようとするだけ。
きみたちはホースで詩を打ちながら
本当は何を意味しているんだと責めるのだ。(試訳)
まあ、大体はこんな意味なんだろう。詩についての詩、というようなものではなく、
とても軽い、詩についての入門だが、こういう詩を読んで考えるのは、この国で、
こういう詩を書くのは、あるいは書けるのは谷川俊太郎一人くらいかもしれないなということ。
でも自分の頭と心を明晰にするためには、たまにはこういう詩も読まなければならない。
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