雨の中、車で新しい職場の始業式に行く。
大きな講堂、百名余りの新入生を迎えて、校長は、
新約の「エペソ人への手紙」から次の言葉を引用する。
―あなたがたは…古き人を脱ぎ捨てて、心の深みまで新たにされて、
真の義と聖とを
そなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである―
だから、命を大切にしてください。命はあなたたちのものではありません、
摂理により「神にかたどって造られた」ものです。
自殺などしてはなりません。絶望や、失敗のたびに、自分の命を
捨てたりしたら、いくらあっても不足します。すみません、すみませんと
言って、生きていいのです。
今年の学校の目標は「自尊心」にします、あなたたちは、
この言葉を聞くと、相手を見下すようなイメージを持つかもしれませんが、
そうじゃありません。相手と自分を、愛によって大切にすること、これが自尊心です。
雨は激しく降っていたが、
校長の言葉は、ぼくの現前の「新しき人」々、生徒たちの姿を介して
光り輝くように感じた。こんな経験は初めてだった。
野蛮な「日の丸」のない式、いや、「いない」式。
そのすがすがしさとともに。
5 件のコメント:
今日は娘も入学式でした。若い女性の担任の先生が、「プライドを持って、おごることなく」自分の目標に邁進して欲しい。私はそのお手伝いをしたいと思っている。と話してくれて、その率直さと堂々とした話しぶりに痛く感銘を受けました。荒天ではありましたが、お互い良い日だったと思います。
おめでとう。
入学式は昨日で、ぼくは行かなかったのですが、今日は、新任の挨拶があるというので出席しました。
ぼくが挨拶すると、みんな、クスクス笑っていましたよ。話の途中で思い出したのですが、教科と名前を最後まで言うのを忘れていたのです。年ですね。「あなたたちにしかないものを発見することを手伝いたい」というのが、ぼくの挨拶でした。
麗ちゃんはいい学校に行きましたね。よろしく。
ひぐまさん、おめでとうございます。わたしも昨日は、長男と次男の入学式でした。夫婦の人員をふたてに分け、わたしは長男の式へ。簡潔な1時間のいい式でありました。どうしても涙が出てきて、困った。ぼくも親になったのであるなあ。と、今日、おふたりのコメントをみて、しみじみと思うタクランケであります。
岩田さん、
おめでとう。お気持よくわかります。
takrankeさん、ありがとうございます。またご子息のご入学おめでとうございます。今年はまたお会いしたいですね。
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