2008年11月2日日曜日

Where are we?

 
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アメリカの友人Troyにブランチに招待されて、座間キャンプに行く。ところが、女房だけ、要求された写真付きのIDカードのようなものがなかったので、これは頓挫する。息子と僕は免許証があったけど。それにしても、このわけのわからない厳重な警備よ。しかも日本の屈強な自衛官が警備しているのである。ライフルを持ち、写真付きのカードかなにかなければダメだというのである。招待した友人夫婦は、ぼくらのことを説明して通してくれというようなことを言ったけど、決まりだからだめだと突き放された。日本の自衛官がそういうのである。普通の日本の主婦で、運転免許など持たないものが写真付きのidカードなど持っているはずはない。女房は健康保険証を差し出したけど、だめだった。

ということで、そこでのブランチはやめにして、引き返して、友人たちの娘(日本の小学校の4年生に通わせている、基地の近くで、他にも基地のなかから通っている子供たちもいる)が好きだという、一軒の回転寿司屋で友人一家3名、ぼくら3名で食べた。おいしかった。

そのあと、友人たちの家、これは座間キャンプとは異なり相模原駅のそばの一角にある。しかしここにも警備の自衛官がいた、さきと違うのはアメリカ人の警備兵(MPか?)もいたことである。日本人はしぶっていたが、アメリカ人のはからいで、女房もokとなり、やっと居住区のスペースには入ることが出来た。友人たちの計画によれば、ブランチのあと、ここでビールを飲みながら談笑するということだったのである。ベースの豪華なブランチは食いはぐれたが、友人の家(この8月に彼らはテキサスからきた。ヴァネッサ、これは友人の妻だが、国防省の仕事に応募して、基地の学校のカウンセラーになったため)でのビールやバネッサが作ってくれたスコーンなどを味わうことができたのである。そして、この写真は彼らの家のある空間である。全く別の国、日本の喧騒もなにもない。大樹が茂り、清澄な空気が秋の空を漂う。

なつかしいテキサスの地ビール、Shiner BOCKを飲み、マドリン(娘の名)の弾くチェロを何曲か聴く。

そして友人たちのここでのこれからの幸福を祈りながらも、この家の電気代や光熱代、家賃のすべてが無料であることを思うと、その思いやりのすごさに、わが日本の政権のどうしようもない馬鹿さをあらためて考えざるをえなかった。貧乏なぞは、サブプライム問題なぞは、どこ吹く風?というような空間だったが、ヴァネッサが帰りに送ってくれた車の中で言うには、イラクにゆく兵士の子供たちもここにはいるということだった。

 
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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

参考のためにあるサイトのコピーをここに掲載させてください。

1978年から、米軍の軍用施設から学校、住宅、ショッピングセンター、ボーリング場などの建設費、米軍基地で働く従業員の給料、米軍家族の水光熱費などまでも日本が負担する「思いやり予算」という制度がつくられています。
 その額は、2000年度で2755億円。借地代などの米軍のための費用総額は、6619億円(米兵1人あたり約1600万円、約16万ドル)にもなります。基地の受入国が基地にかかわる大部分の費用を負担している。「米軍基地国家」日本の歪んだ一面です。

ban さんのコメント...

すごい額ですね。オバマが大統領になっても、基地問題は、とくに沖縄の普天間の問題などは変わらないのでしょうか。変わってほしいし、YES WE CANというような流れを作り出したいものです。