2011年5月20日金曜日

家常茶飯

何週間ぶりかに、歩いた。
欅の緑の濃さに驚く。

源氏物語を読む幸せ。何も読めなかったけど、古典は、とくに源氏は少しだが読める。
鷗外訳ゲーテのファウストを読みたいと思ったが、家にはない。そのかわり、リルケの戯曲、これは鷗外が付けたタイトルだが「家常茶飯」を読む。見捨てられた日常の光り。これを当時は、因習破壊の過激なものとして読んだというから驚く。おそらく日本で最初のリルケの紹介だろう。

クレマチスの濃紺に
わが血の色と来歴が
一挙に変換する朝

 
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