2008年9月13日土曜日

荒野

 井上荒野の『切羽へ』がブックオフで半額だったので、最近の直木賞というのは、どういうものかも知りたくて買った。もう一つは、見沢知廉の『七号病室』(作品社)も半額だったので購入する。前者も後者も、面白くなかった。

 今日、そこで定年を迎えた学校の「文化祭」だったので、6ヶ月ぶりに卒業生たちに会いたくて行く(たぶん、文化祭にくるだろう)。5、6名の連中と会う。みんな元気そうだった。仕事を始めて、ぼくより給料のいい奴もいた。明細を見せてもらったが、給料から差し引かれる項目がほとんどなかった、よく見ると社会保険には入っていないのである(というより、会社がその加入をすべきなのだが、していないということだろう)。「おまえな、会社によく相談しろ」と言う。面倒くさいなどといわずにね。ぼくも、今勤めているところは、社会保険などない。それが最初からの条件?である。ぼくと、彼のような若い、これからの人間との違い。手取りの見た目の大きさに、だまされるなよ、と言う。

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