2010年9月20日月曜日

詩の小径をたずねて

 三鷹駅で総武線に乗り換え、西荻で降りる。西荻窪は久しぶりだった。そこから東女を目指して歩き、善福寺公園に出た。昔々、杉並高校に勤めていた頃、この場所ではないが成田東にあった学校そばの善福寺川堤防緑地でクラスの生徒たちとホームルームの一時間を遊んだことなどをゆくりなく思い出した。
 公園に入って、若い父親、母親たちの一団がそれぞれの子供たちを連れて弁当を食べている、そこを抜けてすぐ「詩の小径をたずねて」が開かれている白い洋館風の家があった。三日間のセッションだが、今日は「詩の女子トーク」と「辻征夫の肖像」というタイトルで2部制の、その一部の「詩の女子トーク」を聴きにやってきたのだった。他の用事があったので、それしか参加できないというのが実情だったが。
 
 はじめてその声(朗読)を聴き、他の詩人が読むその人の詩を私がはじめて聴いた詩人、鳥居万由美、清水あすか。そして新詩集を頂戴した北爪満喜さんもそうで、彼女の犀利な批評(参加者が互いの詩を批評したり、自作についての質問に答えたりする形でのトーク)に感心した。鳥居と清水の詩にも驚いた。あとは三角みづ紀、新井豊美、杉本真維子の三名。新井さんや杉本さんと話をする暇もなく5時過ぎには善福寺公園を後にした。

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