2009年8月19日水曜日

pain killer #1



8月の13日から17日まで。娘と二人でバハマクルーズなる船の旅に出かけた。2千人をこえる乗客、今まで見たこともない巨大な船がジャクソンビルのセントジョン河をカリブ海へと出航したのは13日の午後4時過ぎだった。

Mデッキの244客室に行ってみると、ダブルベットになっている。娘がすぐさま、シングルに直すように言う。それだけが会社のエラーで、あとはすべて、ぼくたち乗客の心の持ちようで、すばらしい旅にもなるし、そうでもないとうようなものらしい。

船の中のエンターティメントについて、娘とぼくの評価は高校生の文化祭のレヴェル(彼女いわく、金次第だろうけど、つまりそういう船の格差もあるということ)。カシノには二人とも興味がなかったので行かなかった。宣伝に比してあまりね!というのが私の思い。でも、デッキなどでギター演奏と歌唱を一人でこなしているすばらしいミュージシャンもいた、フィリピン人が多かった、そんな歌手とは4泊もするのだから声を交わしたりした。ぼくに、なにかリクエストは?というので、My funny Valentineを、などと言うと、勘違いもはなはだしいという顔をしたが、最初のフレーズを弾いてくれた。

明けて、フリーポートに着く。船(fascination!)が停泊した港ではなく、そこからタクシーでLUKAYAというビーチに行く。中国系の資本がここにも入っていて、買収された大きなホテルがある。その周辺に地元の土産物屋とレストランが群がっているという構図である。コバルトブルーのとしか言いようがないのだが、海と砂浜の白がどこまでも広がっている。パラセイリングというのか空には凧状のものがボートに引かれてまぶしそうに飛んでいる。あとで、帰りのタクシーでまた一緒だった白人のおしゃべりなオバサンが、私もやったと自慢そうに言うのに驚いた。あたりまえだが、彼女たちはこのクルーズをenjoyするのだという気力に満ちている。何事もあまりうまく楽しめないぼくには羨ましいかぎりだ。

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