2009年5月6日水曜日

堤長くして

雨が降っていたが散歩に出かけた。昨日は、朝7時半から9時半までの2時間、その後雨が降り出した。今日は8時半から10時までの一時間半。

ハナミズキの花はすべて散ってしまった。稲畑が鋤かれて、田植えを待つのみになっている。稲荷社の前の欅の巨木の緑も、本格的な夏の色になっている。浅い緑からの変化を散歩のたびに気にかけていた。城址公園の黄菖蒲が鮮やかである。赤い蓮花が一輪ほど咲いていた。シャクナゲの大きな花も終わりそうだ。千切れたようになっている。今は川沿いの道ではツツジが我がもの顔である。鳥たちが鳴いている。何かと同定できないから書かない。歩いていると、自分が少年の時のような感覚を取り戻したいと思っていることに気がつく。8歳ほどの頃にもどってみたい。選択できるのなら、道と川があって、小さな山に抱かれている場所の少年である。日に二時間ほど、散歩でその白昼夢を見ている。

4月30日  国立新美術館「ルーヴル美術館展 美の宮殿の子どもたち」を観に行く。そのあと「東京ミッドタウン」に行き、そこから歩いて原宿まで出る。「表参道ヒルズ」なる所へも行く。すべて初体験の場所。

5月1日  国立「奏」22周年記念で300円一律という安さで供された数々の料理を楽しむ。口福の夜。福間さん、藤井さんと。ワインはポルトガルのダン。

5月2日  岩田さんと相原の立ち飲み屋「まいど」で飲む。談論風発。

5月5日  潮と郁さんと、ぼくたち4名で食べて飲む。楽しかった。



卯の花や暗き柳の及び腰     芭蕉


岩倉の狂女恋せよ子規      蕪村

山人は人也かんこどりは鳥なりけり

宵宵の雨に音なし杜若

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