2011年3月19日土曜日

Oloron-Sainte-Marie

美しい春の朝の光り。でも、そこここに不安が潜んでいるような気もする。身体はいつも揺れている、これが生あるものの根源的な感覚を突きつけられているということだろうか。

昨日、四時頃から散歩にでかけた。月が出ていた。ジーパンのポケットに小さな紙切れがあった。なんだろうと思って、それを引きだして見た。どこかの大学の過去問だ、それも全部ではない、その一部を切り取ってポケットに入れてあったのだ。いつ、こういうことをしたのか、またなぜジーパン(職場では当然着はしない)のポケットなのか、すべては自分自身にも不明である。

二 次の文章を読んで、後の問いに答えよ。
 生きている人間は、今にも倒れそうによろめいている。だが死者は、静かな足どりで歩いている、とジュール・シュペルヴィエルはいう。そして、以下のように続けている。
  死者たちよ
  君たちは血液から癒えた


ここで私の紙切れは途絶えている。「後の問い」がないのだ。




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