2008年4月22日火曜日

This Is Just to Say

This Is Just to Say by William Carlos Williams(1883-1963)

I have eaten
the plums
that were in
the icebox

and which
you were probably
saving
for breakfast

Forgive me
they were delicious
so sweet
and so cold




William Carlos Williams was born in Rutherford, New Jersey, in 1883. He was a practicing doctor, and a principal poet of the Imagist movement, which stressed precision of imagery, and clear, sharp language.(この簡潔な説明はhttp://poem-of-the-week.blogspot.com/というblogから借用しました。)

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

普段の、普通のことばが詩になる。すっきりとした、平易な簡明なことばが。これなら、わたしも詩がかけるかも知れないと思う。しかし、この詩を読むと、普通はそのように思っているのに、何が難しいかと言うと、詩にすることが難しいのだということがわかります。つまり、無意識を言葉に変換することが難しい。変換されて、文字にして読んで、はじめて、これなら僕にも書けると思うのでしょう。順序が逆。これが、詩の難しさのひとつなのですねえ。

ban さんのコメント...

仰る通りです。「無意識を言葉に変換する」ことは至難の業ですね。シュルレアリストたちの詩の書き方でそういうのがありましたが、このウイリアムズのはそれとは違うと思います。会話がそのままに「詩」になるようにしているのですが、ここにあるのは、日常のなにげない「経験」を、言葉にすくい上げるときに、どういうものを捨てて、何に焦点をあてるかというようなことを考えさせられます。仕組んではいないのですが、プラムという「もの」の感触と、それを介して、youと呼ばれている「人」が密接に結びつきます。要するに、I love you so much!というテーマが、こうして具体化されると、とても新鮮に響くのです。